全国テナント トップページ > 用語集 > コンバージョン
用語集
コンバージョン
こんばーじょん
建物の用途を変えて使用すること。例えば、オフィスビルを改修して居住用に用途を変えて使用するときなどに用いられます。特に、古くに建設された建物の場合、建設当初と比べて建物のあるエリアの性格、人の動きなどが変化していることがあり、当初の用途のままでは活用しにくいケースがあります。そういった場合にコンバージョンが行なわれることが一般的です。
コンバージョンを行なうメリットとしては、貸主側には最新の需要にマッチした用途にできるため、賃貸収入を得やすくなること、解体・建て替えに比べて期間・コストともに短く・安く行なうことができること、建物の資産価値向上を図れること、入居中のテナントの営業を継続させることができること、助成金・補助金の対象になるケースがあることなどが挙げられます。
一方のデメリットとしては、用途が変わることによって新たな法的基準を満たす改修工事が必要になること、改修工事の費用が必要になることなどが挙げられます。
これまでコンバージョンが成功した事例としては、倉庫を複合商業施設に転換した例をはじめ、銭湯をカフェバーに、教会をレストランに、学校を高齢者養護施設に、オフィスビルをマンションに、酒蔵をライブハウスに転換した例などがあります。